40代の焦りと50代の焦り

2023/08/14

カテゴリー:暮らし方



コンピュータの中身を整理していたら、9年前に書いた、こんな文章が出てきました。

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40代に入るまで、「自分はいつかきっと何か大きなことができるんだ」と思っていました。20代の頃は、たぶんずっとそう思っていたし、30代でも、そう思って頑張っていた時期がありました。私にとっての「何か大きなこと」というのは、他人と違った仕事です。それも組織の中での仕事ではなくフリーの仕事。

20代から今まで、転職も何回かしたけれど、ずっと何らかの組織の一員として働いてきました。そして今は、保険や年金のことを考えると引退するまで現在の仕事を続けたいなと思っています。20代、30代の頃は、「人生、守りに入ったらおしまい」と思っていましたが、独身で資産なし・借金ありですし、40代に入ってから体を壊した経験があるので、自分の人生を自分の好きなように生き続けるには、これが一番賢い方法だと感じます。

組織の中で働きながら副業的に「何か大きなこと」を実現できるのか。その前に、組織の中で働きながら副業的に「何か大きなこと」を実現すべく頑張りたいのか、という問題がありますね。昔からの友達の中には、とても頑張って「何か大きなこと」を実現した人が何人もいます。そうした友達と自分を比較しての焦りのような気持ちはありません。仕事(組織の中でしている仕事)以外に頑張る気力と体力が今の自分にはないからです。これが自分に対する言い訳でないかは、常に自分の中でチェックしています。

ただ、仕事(組織の中でしている仕事)以外に使える気力・体力は皆無ではないわけで、それを無駄にしている、という点での焦りは感じます。誰か特定の人達と比較して、ではないですが。
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50代の今、この文章を書いた40代の頃と違うのは、「何か大きいこと」への興味はまったくなくなり、代わりに、プライベート面でも楽しみたいのに仕事に時間・気力・体力を消耗されてしまっているという焦りがでてきたことです。 暮らしのシンプル化を少しずつ続けて、空いた時間・気力・体力を楽しみに回していきたいと強く感じています。


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